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2024年6月2日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

日之世ルートの話を私は多分未だにちゃんと理解できてないんだと思う という話。

親愛グッドに怖さを感じつつも、これは誤読なのかもな~とも思う。
語り手たちの視野が狭まるごとに真実が見えにくくなるけど
反面、起きている事態に対する認識を削いでいくことで心情の波の激しさを追体験できる物語 というか……
その追体験のアップダウンの激しい緩急も、
語り手の知覚外も含め”何が起こっていたのか、何が変化して何が変化していないのか”
を考えながら読む楽しさもすごく好きで
わからないからこそ何度も思い返してしまうんだろうなと思います。

日之世武尊の言う『不意に訪れる"魔"』、
語っていた当人は物騒な衝動や不運、
あるいはそれら両方のめぐりあわせを指していたのかなと思うんですが
実際その後の彼に不意に降りかかったのは(経緯はどうあれ)恋の衝動だった っていうのが
あのルートが怖い話でも甘い話でも、どのみち皮肉がきいていて味わい深いなと思います。

私の誤読かどうかは一旦置いて、素直に感じたことを文章化してみると以下みたいな感じ。

親愛グッドが怖い話だったら本当に救いないし、全ルート日之世武尊に都合のいい救いがない話だとしんどくて最高~~~!!!
だけど、それはそれとして、古橋ルートで当人の望むまま振舞ってる日之世武尊が作中で一番楽しそう。すき。かわいいね。

そもそも片割れが消えた時点で都合のいい救いなんて望むべくもなくて、
一通り瓦解した心で、片割れを失った悲しみを怒りにすり替えて、その怒りを杖に破れかぶれにどうにか立ち上がってスイートクラウンを抹殺にしに来て、道中おそらく倫理範疇外の要求を古橋に突きつけ、他ルートでも殺意爛々してる日之世武尊
そういう、非常に不遇ながら狂気と怒りで均衡を保とうとする
それでいて、弱さを見せまいとするからか、はたまた生来の感性からか、愉しさをの表現が独特で妙にコミカルさもある……
要するに様子のおかしい日之世武尊が好きすぎて

そういう、奇天烈☆独立独歩サバイバー!な人物が恋で変貌する様を受け止めきれないというか、むしろその変貌がどこか腑に落ちるからこそグロテスクなリアルさを感じて直視できない……みたいなとこもあって、だからあの物語にちりばめられている(と私は感じている)違和感に敏感になって読み進めてしまう ってのはかなりあるかもしれないです。

でも親愛グッド道中だけでなく、脱出後も徐々に小さな改変がたくさん起きて
テセウスの船的なことになってもそれはそれで無残でイイし

仮に完全に私の誤読であれが甘々な話だとしたら
私の感じたことの乖離の仕方が(私視点では)メタホラー感あって好き。
(ただ、誤読だったら勝手に怖い話として読むのちょっと申し訳なさ感じる)

心がたくさんあってどれか一つに収まらないんですけど
とにかく、日之世武尊と日之世ルートの物語がすごくすごく好き(結論)

まだ書き足りないのでこの話題は度々ブログに書き散らしてすっきりしたいです。

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